仕事をさせるということ

人に仕事をさせるというのは難しいけど、まぁ、こんなにも人に仕事をさせるのが下手な人もいるものかと思う人に出会った。

会社と社員を考えたとき、社員は仕事をして、給料をもらうっていう構図が考えられる。当然お互いは自分の利益を考えると思う。会社としてはたくさん仕事をこなしてくれることを望み、社員はたくさん給料をもらうことを望む。そして、でもお互いが勝手な事を言っても話はつかないから、大体はお互いの許せる範囲においての利益が確保される。

ここでちょっと会社の上司が部下に仕事をさせる事を具体的に考えてみる。

ちょっとずるい上司(というか賢い上司)は、社員に対して、より多くの仕事をこなして欲しいから社員のモチベーションをあげるように頑張る。そして、どうすればモチベーションがあがるのかってのは人によって違うからその人にあった方法でやる気を出させる。
例えば、Aさんは褒められると頑張り、Bさんは期待されると頑張る。といった具合に。もちろん、褒めたりするだけではダメで、ダメな時は適切に叱るっていうことも必要になる。(人が失敗した時についカッとなって叱ってしまうと、自分のずるい部分を相手に見透かされてしまう。)そうして、軌道修正を加えつつ出来る部下に育て上げる。

と、多かれ少なかれ大体こんな感じで上司は社員を使っているんだと思う(別にネガティブな意味でなく)。だから、そういう相手の話ってのはある程度納得がいく。上司は部下に多くの仕事をこなしてもらうことを期待する。そうすることで、上司の評価もあがり、とうぜん、部下自身の評価が上がることにもなる。
とまぁ、これってある程度納得できそうな論理的な話だと思う。

でも、今回出会った人ってのはどう考えても論理的じゃない仕事のさせかたをする。自分が論理的な説明をしているかの様に説明をする。当然、そこには論理といえるほどの論理はない。てか、意味が分からない。
だからすげー疲れる。予想が出来ないから。ディズニーランドにあった真っ暗なジェットコースターと同じ感じ。前が見えないから次にどんなカーブが来て、どんなGがかかるか全く分からない恐怖感。そして、ジェットコースターから降りたあと、あのカーブがどうしてあの時点でくるのか全く理解出来ない感じ。(ジェットコースターはまだ、恐怖感を味合わせるって意味では全然理解できるんだけど)

一体どんな立場にいるとああなるんだろう。何を守ろうとするとああなるんだろう。俺が楽したいからおまいらもっと働けっていう方がまだまとも。
今までも同じように仕事をしてきたってことはある程度その戦略が成功してるって事でもあるんだよね。うーん。まだ、考えが足りないのかなー。実はかなり論理的に考えられてるのかなぁ。でも、俺はそんな事で仕事しないよ?ん。俺に仕事させない気か?それならまだ納得いくなぁ。
人に仕事させなくてもよいってことか?いやー、そんなことはないよね。