はじめての課長の教科書を読んでみた。

課長になる予定はないんだけども、読んでみました。

はじめての課長の教科書
酒井穣
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 868
おすすめ度の平均: 4.5
5 あとがき
4 課長以下にもおすすめ
3 日本型アップダウン型マネジメント
4 円満な会社生活を送るための参考書
5 ロングセラーになる!

これ、面白い。
課長=中間管理職って一般的なイメージがあって、上からもしたからもつつかれてやな立ち位置って感じがしてたんだけど。この本で著者が言うには、課長のとこには上からも下からも情報があつまってくるから、経営者と社員というギャップを埋めるためにすごく重要なんだって。
第3章では、課長が巻き込まれる3つの非合理なゲームとして以下の3つの話があった。

  • 企業の成長を阻害する予算管理
  • 部下のモチベーションを下げかねない人事評価
  • 限られたポストと予算をめぐる社内政治

どれもネガティブなイメージの話なんだけど、どう思おうが結局それから逃げることは出来ないんだから、その仕組みを理解した上でちゃんと対応しましょうという話。いや、この章に限った話ではないんだけどね。自分としてはこの章に出てくる話って進んで知ろうとしないとこだったから余計に印象に残った。
でも、こうしてちゃんと仕組みとか、人が望んでいることや立ち位置ってのをロジカルに考えれるようになると、ネガティブなイメージってのも払拭できるんだろうなと思った。
嫌だ嫌だと思ってても、そういう事象はお構いなしにやってくる。それなら、ちゃんと用意しておけば対応できるんだよね。きっと。不意打ちを喰らわないためには、色んなところに目を向けなきゃね。