最近読んだ本

どうも最近、注意力散漫で頭の中がすっきりしない状態が続いていた。このところインプットしかしていなくてアウトプットが無いせいかなと思ったり、どうにも弱ってしまった。

そこで、『思考の整理学』(外山 滋比古 /ちくま文庫)という読みかけの本があったのでもう一度読み返してみることにした。

するとこんなのが。(『思考の整理学』 P.135より引用)

頭の中で、あれこれ考えていても、いっこうに筋道が立たない。混沌としたままである。

あれっと思って読み進めているとさらに・・。(『思考の整理学』 P.136より引用)

頭の中は立体的な世界になっているらしい。あちらにもこちらにもたくさんのことが同時に主張している。

おっと。まさにこれですよと。今の自分の状態は。なんか、いろんなものがぽっと浮かんでぽっと消えてゆくそんな感じがしていたんだけど、

大学の教授をやってたようなひともこんな風に感じるんだなとちょっと安心してみたり。
そして、そうなったときはとにかく書いてみろというふうにあったので、最近はいちいち思いついたことを文字にしてみるようにした。そうすると、ぽっと現れては消えていたものたちが、目に見える形になってだいぶ追いかけられるようになった気がする。変な焦りもなくなってきた。

最初に思ったアウトプットが少なくなった、っていうのもやっぱりあるのかも知れない。この一年ブログを書く日数も大幅に減ったし。

また、いろいろ忘れてしまったらこの本を読もう。そうすると何かが解決するかもしれない。

思考の整理学 (ちくま文庫)
外山 滋比古
筑摩書房
売り上げランキング: 343

あと、英語の本も買ってみた。まだ、ちゃんと普通の英語も書けない状態だけど、今すぐ必要な英語のドキュメントとか書くのにいい本が無いかさがしていて本屋で見つけた。

論理的な英語が書ける本
崎村 耕二 ロジャー・チャールズ ナン
大修館書店
売り上げランキング: 51733

『論理的な英語が書ける本』というタイトルだけど、日本語の文章書くのにも普通に使えそうで、読んでて面白い。そういえば、日本語のこの手の本を買ったこと無い気がする。

今まではただ、なんとなくいい文章を書こうと思ってはいた。文章を書くのがうまいひとの、いいなと思ったところを真似して書いてみたり。ただ、あくまで、とりあえずなんとなくな感じだから、場当たり的で結局まとまりがなくなったりしていたんじゃないかと思う。

自分でもわかり易く、いい文章を書こうと努力はするんだけど、結局そこにそんなに重きを置いていないからやっぱり素人なんだよね。そういう時には、やっぱりこの本の様な「やり方」を説明してくれるものがありがたいね。

あ、、英語のドキュメントを書くという目的を忘れていいたけど、いろいろな例文が幅広く(論文から自己紹介文のような内容まで)載っていて、また、第7章では課題ということで、それまでの内容をまとめる問題がついている。この本を一気にやれば、すぐにでも役に立ちそうだと思った。(まだ実践してないので、その成果はまたいつか)

この2冊の本を読んでみて感じたのは、自分の考えをまとめてそれなりに構造化するっていうことのできる人が、「できる人」なんだろうなと思った。自分はまだそれができてないなー。小さなことから論理立てて説明する癖をみにつけよう。